【ダーツ】一体エルフライトって何種類あるの!?レビューしてみた
エルフライトのPROとかEZの違いって何?KAMIフライトとディンプルって・・・?
とーくん
ダーツショップに行ったものの、たくさんのフライトやシャフトがズラリ。
定番のエルフライトをおすすめされたけど、種類やパーツがたくさんあり何がどう違うのかわからないですよね。
当記事ではエルフライトの違いを解説していきます。
L-Flight(エルフライト)は大きく分けて4種類
エルフライトは大まかに下記の5種類に分類できます。
1.PRO(プロ)
昔からある定番のエルフライト。シャンパンリング使用可能。
2.EZ(イージー)
シャンパンフライトが不要でお手軽なエルフライト。
3.Dimple(ディンプル)
ゴルフボールのようなディンプル加工がしてある特殊なエルフライト。シャンパンリング使用可能。
4.Soft(ソフト)
エルフライト随一のしなやかさをもち、コスパに優れる。シャンパンリング使用可能。
5.KAMI(カミ)
最新鋭のエルフライト。強度が向上しながらもしなやかになっている。シャンパンリング使用可能。
エルフライトPRO(プロ)
定番となっている90度に開いた成型フライトの先駆け的存在のエルフライト。
キャップ型のシャンパンリングをホール部分にはめ込み、エルシャフトと組み合わせて利用するのがスタンダードです。
シャンパンリングはキャップの形状がシャフトの先端を覆うことで、シャフトの先端からの破損を防止すると共に、グルーピング時に後投ダーツのチップがシャフトの先端に入り込み弾かれるのを防ぎます。
フライトの端には、はじかれづらく破損もしにくいように弧型処理が施されており、強度もあります。
シャンパンリングは金属製・樹脂製・重り入りなど数種類ありますが、個人的には軽くてフライトが抜けにくくある金属製のプレミアムシャンパンリングがおすすめです。
フライトとシャフトのスペックを測定してみました。
フライト(シェイプ)重量:0.60g
シャフト(260mmロック)重量:0.87g
プレミアムシャンパンリング重量:0.09g
フライト+シャフト+シャンパンリング重量:1.56g
フライト(シェイプ)厚さ:0.48mm
フライトは非常にしなやかですが、しっかりと90度を保ってます。
エルフライトEZ(イージー)
エルフライトとシャンパンリングが一体化し、 シャンパンリングをはめる手間を省いた商品です。
樹脂製のため、使用していくとシャンパンリングの穴が大きくなり、フライトが取れやすくなる欠点があります。
こちらは手元に無いため、スペックは測定できませんでした。
エルフライトDimple(ディンプル)
エルフライトPROやEZと比較し、耐久性がアップしています。
PROやEZよりも素材自体に厚みがあるため、フライトが抜けにくくなっています。
ただし、DMC製金属シャンパンリングとは相性が悪いので注意が必要です。
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素材の表面はゴルフボールの原理を利用したディンプル加工により、『伸びる飛び』を実現しているようです。
フライトとシャフトのスペックを測定してみました。
フライト(シェイプ)重量:0.62g
シャフト(260mmロック)重量:0.87g
プレミアムシャンパンリング重量:0.09g
フライト+シャフト+シャンパンリング重量:1.58g
フライト(シェイプ)厚さ:0.61mm
PROと比較すると、若干重くなり、厚さも増していますね。
エルフライトSoft(ソフト)
エルフライトの性能は限りなくそのままに、粘りのある弾かれにくい”しなやかさ”がプラスされています。
1セットあたり価格も安く、高コストパフォーマンスフライトです。
惜しむらくは、専用パッケージで5セット入り、色は白の無地しかない点です。
フライトとシャフトのスペックを測定してみました。
フライト(シェイプ)重量:0.59g(エルフライト最軽量)
シャフト(260mmロック)重量:0.87g
プレミアムシャンパンリング重量:0.09g
フライト+シャフト+シャンパンリング重量:1.55g
フライト(シェイプ)厚さ:0.30mm(エルフライト最薄)
重量はエルフライトで最も軽く、厚さも最も薄い点に注目です。
ソフトというだけあり、かなり柔らかいです。
薄い分、通常のエルシャフトだとかなり抜けやすく、ラロカーボン+プレミアムシャンパンリングでストレスが無くプレイすることができます。
DMC製の金属シャンパンリングだとなお良しです。
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エルフライトKAMI(カミ)
紙フライト(折りたたみフライト)をもじって開発されたKAMIフライト。
今まで以上の強度を保ちつつ、しなやかさもプラス。
フライトとシャフトのスペックを測定してみました。
フライト(シェイプ)重量:0.63g
シャフト(260mmロック)重量:0.87g
プレミアムシャンパンリング重量:0.09g
フライト+シャフト+シャンパンリング重量:1.56g
フライト(シェイプ)厚さ(中心部):0.63mm
フライト(シェイプ)厚さ(外):0.32mm
非常に面白いことに、フライトの厚さが中心部と外側で異なります。
中心部は熱く、外側にいくほど薄くなっていきます。
フライトが割れやすい中心部を補強し、外側を薄くすることにより衝撃を吸収しやすくする意図があるのだと思います。
ディンプルの強度とソフトのしなやかさを両立しており、良いとこどりですね!
エルフライトおすすめ順
使用してみたおすすめ順です。
1位 KAMIフライト
世界のトッププレイヤーの意見を集約して開発された商品というだけあり、耐久製と柔軟性のバランスがとてもいいフライトです。
成形フライトでありながら、紙フライトから着想を得た意欲作ですが、非常に使いやすいので私自身ヘビロテしています。
2位 ディンプルフライト
なんと言っても耐久性があります。
ディンプル加工による『伸びる飛び』の感覚は正直つかめませんが、ボコボコしている表面形状もアクセントになっていて個人的には好きです。
フライトから抜けにくいのも評価できる点ですね。
3位 PROフライト
オーソドックス。バリーエーション豊富。
単純に使いやすいですし、なんと言っても手に入りやすいです。
多くのPROモデルも販売されていますし、悪い点は特に見当たらないですね。
価格もエルフライトソフトを除けば一番安いです。
4位 ソフトフライト
この順位にするのは悩みました。
正直なところ、あることを除けばKAMIフライトと同率なくらい好きなフライトです。
そう、カラーバリエーションが無いのです。
ホワイト1色のみ。
ディンプルもカラバリは少ないですが、せめてそのくらいは欲しかったです。
価格を抑えた高コスパというのがコンセプトのようですから、カラバリは期待しちゃいけないとわかってるんですけどね・・・。
5位 EZフライト
ランキング形式のため最下位となってしまいましたが、シャンパンリング一体型であるEZフライトです。
あくまでEZ。入門ユーザー向けというのがコンセプトというのは伝わります。
確かにシャンパンリングという初心者には分かりづらくとっつきづらいですからね。
でもやっぱり、エルフライトの真骨頂は、シャンパンリングによるカスタマイズ性だと思うのです。
シャンパンリングを使えば色で個性も出せますし、バックバランスで重心の調整もできちゃいます。
フライトが抜けやすくなる点を除けば、使いやすくいいフライトだと思います。
今回紹介したアイテム